sparklersの日記

自己顕示欲と羞耻心と。私に都合のいい私の話。

セクシャルでないアイドル

 ももクロのマネージャー川上アキラさん(以下kwkmさん)の、「自分は女優を売ってきたノウハウからももクロを水着にしない。セクシュアリティを売りにせずにやっていけるということはももクロの強み。」みたいな内容の発言。
 これを読んで、安心してしまった自分がいる。私がももクロに今までになくどハマりしたのは、過剰なまでの健全さがあるからだろうと薄々思っていたので。モーニング娘。℃-uteも好きだった(好きだ)けれど、いずれも性的なニュアンスを匂わせている。私は性的搾取について、同性間であろうと直接的に性的な対象として見ていなくても成立してしまうと思っているのだが、その点での罪悪感をどこかに持ちつつも彼女たちから(お金と時間を)搾取され(時間と性を)搾取していた。
 (ちなみにAKBについては秋元康が噛んでる時点でもう拒否反応が出て無理。秋元康と言えば売り物に手を出して娶ったというところで性的搾取通り越して人身売買の匂いしか私には嗅ぎ取れない。そういうことはありふれたことだとわかっていても、いけしゃあしゃあと表に出してしまうその性根を看過できない。)
 セクシャルな匂いから最大限切り離されている(ようにみえる売り方をしている)ところが自分にとってのももクロの新しさだったのだと思う。
 kwkmさんもそれを自覚的にやっていると知って、これからもこのグループは安心して見ていられそうだと思った。
 このあたりはフェミニズム絡めていくらでも深く掘り下げることができてしまうのだろうし、しかも底なし沼みたいなもんだろうと思うんだけど、そこまでは自分で自分を追求せずに書き留めとく。